催眠療法(ヒプノセラピー)とは
ヒプノ・セラピー(Hypno therapy)とは、催眠を活用した心理療法の総称です。
催眠と聞くと、テレビや映画の中の催眠術のイメージがあるかもしれませんが、
催眠療法の歴史は古く、約3千年前から治癒や宗教的儀式のために用いられたと伝えられており、エジプトの医学文献「エベルス・パピルス」に最古の記録が見られるといわれています。
また、古代ギリシャにおいても病気治癒に用いられました。薬草などの身体に直接良い影響を与える知識と同時に権威ある医者(医療のリーダー)による主に「暗示」を活用した医療は世界中で見受けられます。
近代催眠療法の歴史は、19世紀オーストリアの医師フランツ・アントン・メスメルに始まるといわれています。
その後イギリスの医師ジェイムス・プレイドが1843年に神経生理学的観点からの説明を試み、「神経催眠学」という書物を著し、現在に至っても用いられている凝視による催眠法を案出、ヒプノティズム(Hypnotism)という言葉を生み出しました。
現代においては、フロイトの精神分析に自由連想という方法を導入しましたが、自由連想を続けると、浅い催眠状態に陥ります。
催眠療法は、1958年に米国医師会に正式に認知された後、べトナム戦争で心を病んだ帰還兵の治療で再認識されて長足の進歩を遂げました。現在は、歯科をはじめとする医療現場で、催眠は精神医学重要なテクニックと認められ、その科学的根拠も明確にされています。
また、カウンセリングの際の有力な技法のひとつとしてなど、様々な現場でも幅広く使われています。