眠りの寺院

近代催眠との関係でもっとも有名な古代の遺跡は、エジプト、ギリシア、ローマにあ
る眠りの寺院でしょう。エジプト、ナイル川のほとりにある眠りの寺院は、BC5世
紀頃、豊穣の神イシスを祀る寺院として建立されましたが、イシスはまた治癒力を持
つ神としても信仰されていました。儀式は、被験者が呪術師的な僧侶によって磁石に
吸い付けられるような眠りに陥り、そこにイシス神が現れ診断と治療法を告げるとい
うものでした。眠りの儀式はBC4世紀のアスクレピオス寺院の建立によってギリシ
アへと伝播していきました。寺院の建設には200年から300年かかったといわれ
ています。アスクレピオスはギリシア・ローマ時代の医学の神ですが、夢にあらわれ
病を治療すると信じられていました

 

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