リードとは相手の反応に合わすことで催眠を深める方法
催眠術をかける人は自分の発言や行動により、被験者の中で何が起こるかを計算しないといけません。
偉い先生が作った暗示文であっても、一方的に唱えるだけでは、被験者の心の動きを無視していることになり、催眠誘導とは言えません。
被験者を気持ち良く、かつ抵抗なく誘導していこうと思ったら、強引でもなく、じれったくもない上手なリードが必要です。
それでは閉限暗示を例にとつて瞼が閉じでしまうところまでリードしてみましょう。
「だんだん喩が重くなってきます……瞼から力が抜けて、だんだん下がってきます…」と繰り返して、被験者の瞬きが増えるなどの変化が出てきたら、「瞬きが増えてきました。
瞼は下がっていきます……どんどん下がってくる・…・・」と繰り返します。そして瞼が下がてきたら「そのまま瞼は閉じてトまいます……ぴったりと閉じてしまいます……そして瞼は閉じたままです……」という具合に、相手の反応に合わせて少しずつ先を進むのがリードです。
それが、被験者の瞼は全然、反応していないにもかかわらず、「瞼が閉じてきまLた」というのはリードが早すぎるため、被験者はついてこなくなります。
逆に、もう瞳を閉じたくて仕方ないといった感じでピクピクしているときに「瞼がどんどん重くなる……」と
いつまでも繰り返している人は、リードが遅すぎるため被験者はじれったくなってトランスには入れません。
催眠術のかけ方を覚えるということはリードのコツを覚えることであって、暗示文を丸暗記するものではありません。