シュルツ博士の自律神経訓練法の手順
第1段階では重感暗示により筋肉を弛緩させていきます。
自律訓練法では「右腕が重い」という公式暗示から始まって、「左腕が重い」-「右脚が重い」-「左脚が重い」という具合に、全身の筋肉を弛緩させていくのが標準になっています。
普段よく使う筋肉から始めたほうが効果が早いため、右利きの人は右腕からはじめ、左利きの人は左腕からはじめるのがセオリーです。
第2段階では温感暗示により血行を良くしていくのですが、前の第1段階に付けしていくように暗示していきます。
同じく「右腕が温かい」から始まって、「左腕が温かい」-「右足が温かい」-「左足が温かい」という具合です。時間は各部分に30秒ほどかけるといいでしょう。
第3段階では呼吸の調整を追加します。第2段階までの暗示の後に、「とても楽に呼吸Lている。呼吸が静かに、ゆったりしている」と暗示を繰り返します。
第4段階では心臓の調整です。「心臓が規則正しく打っている」と暗示しでください。
第5段階では「お腹が温かい」と暗示します。お腹の真ん中には、神経のかたまり、太陽神経叢があります。この太陽神経叢が温かく感じてきたらほとんどの人が気持ちの良い悦惚状態になります。
第6段階では「額が涼しい」と暗示して頭寒足熱の状態を作っていきます。
ここまでが効果的に作用すると良い催眠状態が完成します。
血液が下に下がるため、身体は温かく、頭は涼しく、心は安定し、余計な思考は働きません。