被験者の先入観で催眠状態は変化する
「全身の力が抜けて、何も考えたくなくなった」「うたた寝をしているみたいで、気持ち良かった」
催眠状態に関して、様々な感想が出てくるのは、そのひと個人の感じ方や表現力の違い、そして催眠状態の探さにも関係があるのですが、なによりも『予期作用』というのが大きく影響しています。
被験者の観念に 「催眠にかかったら両手がしびれる」という思いがあると、被験者を催眠にかけるだけで両手はしびれてきます。これが予期作用です。
その人が抱いている観念はトランス状態に大きく影響するのです。
そのため催眠誘導の前には被験者と話し合って、予期作用が間違っていたら修正する必要がありますし、予期作用が不十分だと思ったら少しずつ創造そしていかないといけません。