条件反射が上手ければ催眠術は上達する
催眠は暗示で始まり暗示で終わります。そして暗示は『条件反射』から始まります。
催眠術が上手くなるには(条件づけ) をいかに意識に気づかれないようにするかで決まります。
条件反射にはー『刺激の般化』という法則があります。
たとえば胸の前で合掌している被験者に対して、「私がハイっで言ったらこんなふうに手が開いていきますよ」と言いながら被験者の手をもって肩幅ぐらいまでゆっくり開いていきます。
これが1回目の条件づけです。
そしてまた合掌のポーズに戻したら、「もう少し肩の力を抜いて」 と言って肩の力が抜けていることを確かめているかのように、もう一度、被験者の手を肩幅ぐらいまで開いていきます。
これが2回目の条件づけです。
そLてまた合掌のポーズに戻して 「指先の力も抜いていいですよ」 と言って、また力の抜け具合を砕かめるかのように被験者の手を肩幅ぐらいまで開きます。
これで3回目の条件づけが終わりました。
そこで「私がハイって言ったら手が開いていきます」ともうー度断言したら、被験者の手からサッと手
を離して「ハイっ!手が開いていきます! どんどん開いていく! 少しでも開くとますます開きます!
もっと開く! もっともっと開いていく…:・」と続けるのです。
被験者に条件反射が形成されていれば必ず手は開いてきます。
被験者の手が肩幅ぐらいまで開いてきたら、「そこで止まります」と言えば手は止まるでしょう。
暗示通りに手が止まったら今度は被験者の手のひらを顔のほうに向けて、「この子は顔に近づいていきます」と言って軽く手を押して惰性をつけてやれば手は顔に近づいていきます。
被験者の手に条件づけをしたのは平行に動くというものでした。
しかし被験者の両手が顔に向かって動いたということは、条件づけが少しだけ般化したために
動いたのです。
このように条件反射を形成したら少しずつ般化させていく、そして簡単な暗示から難しい暗示へと誘導Lていくのが扱い催眠まで誘導していく基本的なセオリーです。